ゆめメルのこと

こんにちは。わたしは「ゆめメル」。
しろくてふわふわのからだに、星のマント。
夢の絵本をかかえて、そっと空を旅するちいさな “夢の調律師”。

はじめましてのあなたに、わたしのことをすこしだけおはなしするメル。

とおくとおく、まぶたをとじたそのさきにある世界——「メルーシア」。
ここは夢とやすらぎがやさしく流れる、空のくに。

ゆめメルは、メルーシアにふわりと浮かぶ街「メルルネ」でくらしているんだ。

メルーシアに住んでいるみんなは、おはなしのさいごに「〜メル」ってついついしゃべっちゃうの。
これはね、メルーシアでつかわれている「メル語」っていうことば。やさしさやぬくもりをそっとそえる、魔法みたいな表現なんだって。

わたしも、けっこう好きでつかっちゃうメル〜

好きなことはね……
雲でおひるねしたり、星の本をながめたり。

あとは、夢をたどって旅することもだいすき！
まだ見ぬゆめの景色や出会いにわくわくしながら、今日もそっと空を旅しているんだ。

ゆめメルのおしごとは、みんなの夢の世界をそっとととのえること。

メルルネの中心には、みんなの見る夢が葉っぱになってあらわれる、とっても大きな「夢の木」が立っているんだ。

きらきら光る葉っぱもあれば、しょんぼり黒ずんだ葉っぱもあるメル。

でも、そんなときは、わたしの出番。
「星のしずくインク」をつかって、夢の絵本にやさしい物語を描いて、その夢をひとつひとつ心をこめて描きかえていくよ。

描き終えたら、夢の木の葉っぱがあかるく輝いて、みんなの夢がやさしい夢へと変わっていく。
そんなお手伝いをしているメル〜

🍃 夢の葉っぱのひみつ

「夢の木」にあらわれる夢の葉っぱは、
だれかが見た夢がそっとかたちになったもの。

ふしぎなことに、夢の内容によって
葉っぱのかたちや色もすこしずつちがうメル。

葉っぱの うらがわには、
その夢の舞台になった場所やヒントがそっとえがかれていて、
もぐメルはおいしそうな葉っぱを見つけては、グルメの旅に出ているメル🍴

夢の葉っぱは、ひとりひとりのこころが生み出す、
ちいさな“ゆめのしるし”。

ゆめメルは、それを見守って、
必要なときだけそっと手をそえてととのえるようにしてるメル〜🌙✨